Martin HD-28V フレット打ち換え
なぜかコードが押さえにくい、弾いて疲れるギター

フレットすり合わせがすでに限界だったのかも。
セーハのコードを押さえるのに、指板に触れてから、さらにぐっと押し込まないとコードがビビッて聞こえます。
「音は好きなんだけど、なんだか弾いていて疲れるギターだな」
必要以上に力が入り過ぎていたことに気づきました。
実際ライブで右手の甲がつってしまったことも(笑)
「フレットが低くなりすぎていたんだな。」
そんなこんなで、疲れるギター改善の為に、
自分でフレットの打ち換えをしてみることにしたのです。
指板のラジアスを確認

これにより、後々フレットをすり合わせるのに使うサンディング・ブロックのR(カーブ)が決まります。
指板のダメージがある場合には、指板を紙やすりで均すのにも使います。大事です。
自分のギターのラジアスは#16(405R)でした。
フレット抜き

指板の素材はエボニー。とても硬い木材です。
フレットを抜くときに割れにくいように、まずはレモンオイルを染み込ませます。
フレットを抜くときに使うのは「くい切り」という工具です。
一枚目の画像にあるニッパーみたいなごついヤツです。
端から滑り込ませ、ちょっとずつズラしながら浮かしていきます。
このとき、グイっと真上に持ち上げてしまうと、指板が割れてしまいやすくなるので注意です。

メーカーによっては、ボンドで補強されているギターもあります。
力ずくで抜こうとすると、やはり指板が割れやすくなります。
ハンダゴテをあてて、接着剤を溶かしながら、ゆっくり浮かせていきます。
このとき、指板が乾いてきているようでしたら再び湿らせます。
21フレットのギターで20本。
数時間かかりましたが、それほどダメージもなく抜き切ることができました。フー(;^_^A
フレットを打ち込む

今回試したフレットは、JESCAR ( ジェスカー ) / #37080 NS18% です。
マーチンのファクトリー・スペックに近いとされているようですが、真偽のほどはわかりません。
ただ、過去に使った例からも、ジェスカーのフレットは、
タングの引っ掛かりが強く、抜けにくい(浮きにくい)という実感はありました。

ここで打ち込みに使う工具も、先ほど確認したラジアスに合ったものを使います。
これは今回初めて使用しましたが、作業がしやすくおすすめです。
それまでは、ゴム製ハンマーで両脇から中心に向けてコツコツ叩いていました。
もちろんハンマーでも作業は可能です。
フレットの両端の処理

トントン、トントンと打ち込んでいきます。
浮きがないかどうか確認しながらゆっくりと。
指板からはみ出た部分は「くい切り」で綺麗に落とします。

両端は角がたっていますのでヤスリをかけて均します。
なんとかそれっぽくなってきました。
ここから先は、フレットを均等な高さにそろえる「すり合わせ」を行います。
まさかの在庫切れ

すり合わせに使う、#16(405R)のサンディング・ブロックの持ち合わせがなく、ネットで注文。
どのサイトをみても、在庫切れ(入荷待ち)ということでしたが、
「まぁ、とはいっても1週間も待てば入るだろう」
と、タカをくくってポチったのです。
ところが、購入後に届いたメールには
「数か月お待ちいただくことが予想されます」
との脅し文句が(笑)。
ということで、今回の作業はここまでになってしまいました。残念~。
次回のライブはサブのギターで出るしかなさそうです。
確認って本当に大切ですね。改めて痛感。


